幼いころから、歯並びがガタガタになるのがわかっていた長女。
歯科矯正をするのは決まっていました。
ただ、転勤族だったため「いつ」「どこで」というタイミングが困っていました。
やっと始めた矯正歯科。
長女の歯科矯正を始めた時~装置が外れた・・・と思ったら、またワイヤーがついた時までの記録です。
歯科矯正が気になる方の参考になると嬉しいです。
矯正歯科の第一関門は、超難題でした
歯科矯正することは決まっていたけど、時期待ちだった上の子が、やっと矯正を開始できたのは、中3でした。
前の居住地で、検査を進めて、方向性にも納得していましたが、新しい居住地で同じ方向性で進めてくれる病院がなく、あちこちに話を聞きに行きました。
矯正歯科も決め、検査をしていただき、第一関門は抜歯。
うちの子は、上の歯が埋まっている。埋まっている歯の先端が曲がっていることから、総合病院に入院して、全身麻酔で抜歯。
全身麻酔にドキドキしている私に比べ、本人は「入院って言っても歯を抜くだけだから気楽だよね」と。
入院前に、外来で口腔外科と麻酔科を受診。
手術前日の午後、入院。
夕食を食べて、夜も水分は決まっている量だけ。
朝食なしで、手術室へ。
2時間くらいで、手術室から出てきた。(手術時間は1時間くらい。その前に麻酔をしたり等で実際の手術時間より少し長かった)
手術後、相部屋に戻り、数時間麻酔で少し混乱。
手術当日の夜は、少しだけ食事(流動食)をとった。
手術翌日、外来で口腔外科を受診して、問題なしで、退院。
1週間くらいは、柔らかい食事をして、顔も少し腫れている状況。
その後、抜糸のために、外来で口腔外科を受診
という、埋まっている1本の抜歯のために、手術を受けました。
合計4本の抜歯が必要だったので、残り3本は矯正歯科で2回に分けて抜歯。
装置をつけてからは、想像以上にスムーズだった!
4本の抜歯を終えて、やっと全体に装置をつけることになり、3週間~4週間ごとに通いはじめました。
抜いた部分に歯を移動させるのは、簡単なのか、「叢生;そうせい」「乱杭歯;らんぐいば」という状況から、3ヶ月でぱっと見がかなりよくなり「このまま進むとすぐ良くなりそうだね!」という希望しかない状況でした。
全身麻酔までして、合計4本抜歯した口の中は痛々しく、歯科矯正をしないといけないのは決まっていましたが、そんな風に生まれてしまって申し訳ない思いも、みるみる良くなっていく歯並びをみて、安堵したのは言うまでもありません。
気になっていた痛みも、矯正歯科に行った日と次の日は痛かったようですが、痛み止めも必要ない状況でした。
食事に関しても、夕方に矯正歯科に行くことが多かったので、矯正歯科に行く前に早めの夕食を取り、次の日の朝食はやわらかいパンやシチューのようなものを食べる。お昼以降は、普通の食事をしていました。
新たな難問が・・・!
ある程度良くなったら、矯正器具にゴムをひっかける・・・という難題が発生しました。
「顎間ゴム」という治療法です。
病院からの説明では、食事・歯磨き以外では、ずっとつけているように・・・とのことでした。
しかし、学校で給食前にゴムを外すのは問題ないのですが、つけるのが難題でした。
- 学校のトイレは、あまりキレイではない。ゴムの入っている袋を置いたりする場所がない。
- 制服のポケットはスカートのひとつだけ。
- 廊下の洗面台など、みんなに見られる場所では絶対やりたいくない。
- 毎食後保健室を利用させてもらうほど、昼休みの時間が長くない。
そんなこともあり、
- うちの子は、朝ゴムをつけて学校に行く。
- 給食前に外す。
- 夕食後~朝までゴムをつける。
という感じで過ごしていました。
「顎間ゴム」 は、通院するたびに、ひっかける場所が変わり、時には4本装着することに。
口をあけにくい、口をあけたら見える時がある、などありながら、コロナ禍のマスクにも助けられ、頑張っていました。
気がつくと、ワイヤーは変えるけど、ワイヤーで歯を動かすということは終了したようで、あとは 「顎間ゴム」 を頑張るのみ・・・という時期が続きました。
歯科矯正を初めて3年。
子どもも高3になり、進路も考える時期になり、県外に行ったら矯正はどうなるのかなー?と思い「今の状況だと、いつくらいに装置外れそうですか?」と聞きました。
そこから、治療が動き出したような気がします(たぶん、たまたまですが)
病院から「高3なのはわかっているので、今年中には外せるように考えています」と言われてから
「次回外す準備をします」と言われて型をとり、説明を受ける中で、装置を外して、また装置をつけることが判明!
「次回外すので、平日2時間半お時間欲しいです」と言われて、学校早退して受信しました。
(外す時は時間がかかるので、平日を指定する矯正歯科も多いようです)
やっと外れたと思ったら、またワイヤーが付いた
見える部分の装置を外し、歯の裏側にワイヤーをつけました。
固定式のリテーナーで、通常は2年くらいつけるそうです。
つけ外しのリテーナー(歯が戻らないようにするためのもの)を使うとばかり思っていたので、ビックリしましたが、今までの装置に比べると、ひっかかりもなく、固定装置なので、当然ですが痛みもないようです。
なので、またワイヤーがついたのはビックリしましたが、見えない位置で、つけ忘れがないのは安心だと思いました。
うちの場合は、ここから4か月に1回(県外に行った時は、春休み、夏休み、冬休み)になり、毎回診察代がかかります。
ここまできたら、一安心です。
我が家が通った矯正歯科は、はじめから説明がサラっとしていました。
歯科矯正の協会(学会)に所属して、専門医・指導医という安心感があり、お任せしました。
そして、途中からコロナ禍になり、付き添いの人は車待機と言われ、質問がない限り、私は病院内に足を入れることもなかったので、通常よりも細かい説明が少ない時期でもあったと思います。
また、私の「装置を外したら、つけ外しする装置をつける」という思い込みがあったのかも知れません。
これから歯科矯正を始めたい方へ
- 虫歯にならないように気をつけて、定期的に歯医者に行く。
- 歯科矯正を考えているなら、虫歯予防+矯正相談ができる小児歯科に通う。
- HPのビフォーアフターを見て、理想のアフター写真か確認する。
- タイミングがきたら、歯科矯正の相談を2件以上でする。
- 必要に応じて、歯科矯正関連の協会に所属している先生や、何年も通える、安心できる先生を探す。
などを気を付けて、歯科矯正を検討してみてくださいね。
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